社長インタビュー「中期経営ビジョン NEXT 2021」始動!渡辺社長が語るトーセの未来

当期の業績と今後の成長戦略

トーセは、2021年8月期までの3カ年を対象とする「中期経営ビジョン NEXT 2021」を策定しました。
経営方針に掲げる「永遠に続く会社づくり」に向け、本ビジョンの下、トーセは、組織戦略と事業戦略を重点施策として推進いたします。中期経営ビジョン策定の背景と今後の取組みなどについて渡辺社長に語っていただきました。

策定の背景新たな40年に向けた方向性の明確化

前中期経営計画では、スマートフォン向けゲームへの対応など一定の成果を挙げたものの、計画数値を達成するには至りませんでした。しかしながら、この期間で、今後の持続的な成長を実現していくための課題が明確になったと考えています。
当社グループは、2019年に創業40周年を迎えますが、新たな40年への第一歩を踏み出すべく、今後激変する環境下においても常にお客様から必要とされ、持続的に企業価値と資本効率を向上させるため、グループの進むべき方向性を明確にすることが必要と考え、このたび「中期経営ビジョン NEXT 2021」を策定いたしました。

取り組むべき課題組織体制の確立と進化する技術への対応

今後、高性能・高精細の次世代ゲーム機の登場が予想され、事業面では、新たなプラットフォームへの技術対応が求められるとともに、開発・運営・プロモーション費が増加傾向にある中、受託ビジネスを担う当社においても、マーケティング、プロモーションからコンテンツ開発まで一体的に取り組むことで、多数のユーザーを獲得し顧客へ貢献することが強く求められています。
一方、組織面においても、持続的な成長を支える体制の確立に加え、次世代を担う人材の育成、さらには、培った技術や情報を効率活用する仕組み作りなど組織面の整備も喫緊の課題と認識しています。

「中期経営ビジョン NEXT 2021」の概要中長期的な企業価値と資本効率の向上に向け、3つの組織戦略と2つの事業戦略を推進

まず、2021年8月期までの3年は、喫緊の課題である3つの組織戦略を中心に取り組みつつ、2つの事業戦略を推進し、持続的な安定成長を図ってまいります。
組織戦略としては、①組織の再編成、②人材育成、③グローバル化の推進に取り組んでまいります。組織の再編成については、前期に導入したプロジェクトマネージャーによる開発管理制度を早急に確立することが急務と考えています。
また、将来に備え研究開発の専門チームを設けるなど、顧客視点に立った開発・運営サービスを可能にする組織の再編成に取り組みます。次に、次世代を担う開発スタッフや経営マインドを持った人材の育成を図ってまいります。さらに、技術者が育ちつつある海外子会社を積極活用し、グローバルな事業体制を構築いたします。9月から海外事業推進室に加え、海外開発サポート室を新設するなど体制整備を実行しています。
事業戦略としては、サービスの高付加価値化による収益基盤の強化を進めてまいります。すでに、スマートフォン向けゲーム運営の分析チームを設置し、開発・運営力の向上はもちろん、マーケティングやプロモーションに生かす取り組みを始めました。また、技術進歩・外部環境を適切に捉えた既存事業の技術力向上と新事業分野への進出にも取り組みます。
これらの5つの重点施策に全社一丸となって取り組み、企業価値と資本効率を持続的に向上させてまいります。

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