「クライシスコア-ファイナルファンタジーVII- リユニオン（スクウェア・エニックス/2022年12月発売）」を開発

　本作は2007年に発売された「クライシスコア-FFVII-」 の"リマスター版"です。リメイク作品のようにイチから作りしたものではありませんが、単なるHDリマスターに留まらない「進化」を遂げました。当初想定よりも多くの内容を、期間にして2~4ヶ月短縮し、完成させることができました。その背景には、当社がこれまで多くの移植タイトルを手掛け、Unreal Engine（Epic Gamesが提供する開発エンジン) を効果的に活用できるなどのノウハウを多岐にわたって積みあげてきたという強みがあります。当社はこれからもより良い製品とサービスを社会に提供し続けてまいります。

Nintendo SwitchTMにてハイクオリティなビジュアル表現を実現

　据え置きでも携帯でも使えるなどの万能性から、多くのユーザーから支持を受けているNintendo Switchですが、処理性能では他のプラットフォームに劣ります。そのため、快適にプレイできるように、処理負荷を軽くすることが大きな課題でした。その制約の中でも他のプラットフォームと遜色がないビジュアルを目指すため、常に処理負荷計測を行いながらチューニングを重ね、様々な技術的工夫を凝らした結果、快適に動作する範囲内で最大限の機能を盛り込むことができました。例えば、ゲームの見せ場であるイベントシーンではキャラクターが引き立って魅力的に見えるよう、顔、髪の毛、シャドウの品質を重点的に上げるための、Nintendo Switch専用の仕組みを構築しています。